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海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)


昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)


「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)

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米山小の大規模改造 一連の建物工事終了

 市が今年度、市立米山小(渡辺明夫校長)で改築工事を進めていた屋内体育館が昨年暮れまでに完成した。同校は平成10年度、市内小・中学校では初めて校舎の耐震補強を併せた大規模改造工事を行っており、これで建物関係の工事を終えた。一連の工事では雨水などの貯留槽を埋設したほか、体育館屋根に太陽光発電用のパネルを取り付けるなど環境に配慮した整備が大きな特徴だ。

 同校は昭和41年度に改築して以来、築後約30年を経過し、海沿いのため塩害などによる老朽化が著しかった。また、耐震調査で補強が必要と判断されていた。このため、前年度に行った工事では鉄筋コンクリート3階建て(広さ延べ約1500平方メートル)の校舎内部を改造し、耐震壁やブレース架構の増設による補強を実施。外壁補強・塗装などにも取り組んだ。

 今年度の工事になった体育館は耐震補強ができない状況のため、これまでより90度向きを変え、校舎に並行に改築したもので、鉄筋鉄骨コンクリート平屋(同990平方メートル)の建物を整備。新しい施設基準によって、延べ床面積は古い体育館のほぼ2倍の広さになった。

 一連の工事では文部省のエコスクールモデル指定校として調査・検討を踏まえて、トイレの水洗、花壇の散水利用を目指し、校舎裏手に約100トンの貯留槽を埋設。校庭や体育館駐車場にソーラーライトを計4基、直射日光の照り返し防止などを図るパーゴラを校舎前面に約50メートル、給食の生ごみを堆肥化するための電動処理器を整えた。体育館工事で設置した太陽光発電によって、貯留槽からの中水利用の電力として使用していく。

 引き続き、プールの改築工事を進め、3月20日には竣工の予定。

(2000/ 1/ 8)

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