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海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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北陸地方建設局はこのほど、平成10年度に行った直轄国道の道路交通騒音調査の結果を発表した。柏崎は国道8号の土合、関町、新赤坂町の3カ所が調査対象となり、昼間は新赤坂町を除く2地点で、夜間については3地点とも環境基準を超えていることが分かった。
建設省では道路沿線の環境改善を進めるため、全国の直轄国道のうち、騒音を規制する指定地域、都市計画法による用途地域などに該当する3,777地点(県内は85点)でこれまでも随時調査を進めてきた。騒音にかかる新しい環境基準が10年9月末に決定し、11年4月から施行されたことから、沿線環境改善の参考とするために10年度は全国一斉に行った。
新環境基準では、幹線道路の近接は「昼間70デシベル以下」「夜間65デシベル以下」を基準値とし、さらに「夜間の騒音レベルが73デシベルを超える住宅のある地域」が優先的に騒音対策を実施する地点だとする。
柏崎市内の調査結果は、土合が昼間75デシベル、夜間74デシベルで、昼間、夜間とも環境基準を超え、夜間はさらに73デシベルも超えている。関町は昼間、夜間とも74デシベルで、土合と同じ評価。新赤坂町は昼間が68デシベルで環境基準をクリアしているが、夜間は67デシベルと基準値を超えた。
県内では、新潟市竹尾の新新バイパスが昼間68デシベル、夜間65デシベルでいずれも環境基準を達成している。新環境基準では「評価は住居等の建物が騒音の影響を受けやすい面で評価する」としているものの、この調査では道路端の地上一・2メートルで測定していることから、歩道が広い場所や、新新バイパスのように高架構造の場所は音の発生源(車)から離れ、柏崎など道路のすぐわきで測定した数値より低めに出る傾向があるとする。県内85地点のうち、昼間の基準値超過地点は44地点、 夜間は60地点。このうち夜間の73デシベルを超える地点は14地点で、柏崎の2カ所も含まれている。
柏崎の騒音対策について北陸地建では、市街地の国道8号で順次進めている低騒音舗装と、国道8号バイパスの早期供用開始で現道の通行車両を減らすことをポイントに挙げた。 80デシベルは電車内、70デシベルは電話のベル、デパートの中、60デシベルは普通の会話、静かな事務所内が一つの目安だという。
(2000/ 2/ 8)
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