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創価学会が小国町に大規模な墓地公園を計画している問題で、町議会の解散請求に向けて署名活動を行っていた計画反対派の同町苔野島・山我秋夫さん(64)ら請求代表者は18日、町選挙管理委員会(長谷川秋夫委員長)に署名簿を提出した。署名は有権者(昨年12月現在で673人)の51%にあたる3,151人。今後、町選挙管理委員会による審査や縦覧が行われることになるが、有権者の1/3以上の有効署名で本請求が行えることから、議会解散の賛否を問う住民投票が行われるのはほぼ確実な情勢となった。
計画に反対する「小国町の将来のため墓地造成に反対する町民の会」では先月20日、「墓地の賛否は住民投票で――という多くの住民の声を議会が無視した」「8月の町長・町議選前に、何らかの形で住民の意思を問うべき」として、議会解散請求のための署名活動を町選管に申請手続き。1カ月の活動期間の終了を目前に有権者の過半数を超えたという。
午前9時半に署名簿を手に町役場を訪れた山我さんら反対派住民は「法の精神にのっとり適正な審査を」という申し入れ書を添え、長谷川委員長に署名簿を提出。同委員長も「厳正かつ公正な審査を行いたい」とこれを受理した。
町選管ではこれから20日以内に署名簿の審査を行い、さらに異議の申し立てを受け付ける縦覧期間を経て、有効な署名数を決定。この数が有権者の1/3(2,508人)を超えていれば本請求が行われ、その日から60日以内に議会解散の賛否を問う住民投票が実施されることになる。この投票で解散に賛成する票が有効票の過半数を超えると議会は解散され、出直し選挙となる。
署名簿提出後の記者会見で山我請求代表者は「51%の署名は解散請求が町民の民意である証明だ。小さな町でこういう手段をとるのは悲しいことだが、住民の声を踏みにじる議会の暴走を食い止めるために、何もしないわけにはいかない。議員もこの署名の重みを考えてほしい」と話していた。
(2000/ 2/18)
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