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機密書類を製紙原料に 市内会社が固化処理機

 事業所でいらなくなった機密書類を製紙原料としてリサイクルする事業を行うため、昨年設立されたエコライフリサイクル(市内南下・仁木賢社長)は、全国でも初という古紙処理システムを本格稼働させる。

 導入した機械はマルチブリック・マシンと呼ばれるもので、オーストリア製。古紙を投入すると、水を加えて圧縮処理し、筒状に固めて排出する。最大処理能力は1時間200キロで、同社では月間25トン稼働を目指している。

 オフィス書類は情報の漏えい防止やプライバシー保護のため、シュレッダーで細断するのが一般的だが、この機械は紙粘土状に固めることで機密を守るとともに、製紙原料としてリサイクルできるのが特徴。シュレッダーで細断したものは原料には不向 きで、ほとんどが焼却処理されているという。

 同社はこの機械をトラックに積んで契約先を回り、立ち会いの上で処理するため機密保護は万全としている。処理料はキロ当たり55円だが、固化したものは製紙原料として静岡県の製紙会社が買い取るため、分別された上質なものはその分処理料が安くなる。

 同社では「処理コストはかかるが、これからは環境保護のためリサイクルの義務を果たさなければならない。既に市内有力企業や金融機関、病院などで試験的に稼働しており、近く正式契約する。さらに官庁や市外にも取引先を広げていきたい」と話し ている。

(2000/ 4/ 7)

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