園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)
海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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柏崎市と高柳町がまとめた10カ所の観測地点の今年1月の合計降雪量は、市街地の柏崎土木事務所で216センチ、旧鵜川小で432センチなど近年5年間の平均をいずれも上回った。特に市街地や五中の降雪量は昭和61年の豪雪にも匹敵する数値となった。
昨年1月の柏崎地方は20日ごろまで全く雪が降らず、月末の降雪で市街地など平野部はほぼ平年並みの雪になったが、山間部はおおむね半分の量にとどまった。今年は、暮れからの寒波による降雪と強風で年が明け、特に13日から、平野部では15日まで、山間部では19日までのほぼ1週間にわたって雪が降り続いた。これにより積雪も多くなり、市内では柏崎土木事務所が64センチ(15日)、柏農67センチ(同)、北条北小100センチ(18日)、五中13八センチ(19日)、旧鵜川小215センチ(17日と19日)を記録した。また高柳町岡野町は222センチ、門出260センチ、黒姫山の中腹にある磯之辺は330センチ(いずれも17日)となった。
県が平成11年に発行した「新潟県降積雪及び気象観測30年報」によると、気象庁の指定観測点となっている柏農は3年連続豪雪といわれた昭和61年1月に217センチの降雪を記録している。今年はこの数値に至らなかったものの、同じ市街地の柏崎土木事務所でほぼ同じ216センチを観測。また県指定観測地点となっている五中も61年に匹敵する降雪量で、海岸平野部から中山間地の広い地域で15年ぶりの大雪となった。市内鵜川、高柳町岡野町も最近5年間では今年の降雪量が最多だ。
一方、同町門出や磯之辺、石黒、板畑など、柏崎市街地からは黒姫山をはさんで反対側の地域は平成10年に大雪となっており、今年はこれに次ぐ降雪だった。
市内東港町にある市の雪捨て場には1月、2,223台のダンプカーが昨年同月の6倍以上に及ぶ11,957立方メートルの雪を搬入。この量は市役所庁舎のほぼ半分に匹敵する。
(2001/ 2/ 7)
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