PHOTOニュース

開催中の春季企画展「刷り物博覧会〜引札に映る人々のくらし〜」。今で 言う広告チラシがずらりと並んだ=市立博物館 (2024/05/08)


新潟病院附属看護学校の学生が行った血圧測定などのイベント=2日、市 役所 (2024/05/07)


成年年齢の引き下げで名称が変わり、3年目になった「二十歳のつどい」。久しぶりの再会を喜ぶ出席者=3日午後、アルフォーレ大ホール (2024/05/04)

>>過去記事一覧
ラピカ問題 百条委「村は時効中断措置を」

 刈羽村議会は26日、同村生涯学習センター「ラピカ」と源土運動広場の建設工事問題を調べる百条委員会(小林信光委員長)を開き、村が業者に対する損害賠償請求訴訟など時効中断措置を3月末までに講じるよう求める最終報告書を承認した。最終報告は3月7日の3月定例会初日の本会議に諮られる。

 百条委は昨年7月に設置され、20回の審議で村、元請け共同企業体、下請け業者らの証人尋問を行った。最終報告書では調査の経過、概要をまとめ、問題点として、村の了解なしに設計と異なる多くの建設・外構工事が行われていたとして、施工監理業者の契約不履行、源土の沈下・産廃投棄問題などを指摘した。

 問題発生後の対応として、「行政に積極的な問題解決姿勢が見られなかった。公共事業にかかわった業者は誠意もなく、事実を隠ぺいしようとする体質は信頼に値しない」と断じた。また、行政には財務規則・文書規程違反、職務義務違反などを、業者には契約不履行、監理・施工責任を問い、議会にはより踏み込んだ詳細なチェックが必要だったとした。

 業者が不完全な施工などに責任を負う期間は三月末で切れることが予想されるため、村に時効中断措置を求めるとともに、当局が村議会全員協議会で示した対応方針は議会で承認されていないとして代替案の提示を求めた。このほか報告書には専門職分野の充実、情報公開など、行政、議会、監査の取るべき再発防止策などを盛り込んだ。

(2001/ 2/26)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。