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西山町でカタクリの群生かれんに

 西山町に春の訪れを告げるカタクリがかれんな花を咲かせている。群生地をかかえる別山地区では7日、地元住民や愛好者を対象に見学会を開く。

 カタクリはユリ科の多年草。先のとがった花びらを上向きに反転させて開く。うつむき加減に咲く淡紫紅色の花の風情は万葉の昔から「堅香子」(カタカゴ)の名で親しまれ、春の季語として詠まれた。西山町は昭和54年4月、町の花と して制定した。別山のお年寄りには昔、食用として利用した思い出がある。

 別山地区の高内城跡に至る登山道周辺ではカタクリが咲き誇る。一昨年秋に地元で周辺を整備し、植樹を行ったところ、昨春、一面の群生が広がった。別山地域開発協議会(小林敏秀会長)では昨年から活性化を考える懇談会を重ね、豊かな自然の象徴であるカタクリの保護、イベント開催などに夢を膨らませた。

 城跡は標高約250メートル、上り口から約1.1キロを歩いて40分ほど。登り始めるとすぐ道沿いの斜面や足元でカタクリが楽しめ、城跡からは米山、日本海などが望める。

 小林会長は「来年春のイベントを目指し、まずは地元の人にカタクリのことを知ってほしい」と話している。見学会は7日午前9時半、尾頃部の高内城跡登り口に集合。

(2001/ 4/ 6)

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