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県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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芋川に金沢さんが高齢者の村づくり

 市内芋川の約20万平方メートルの広大な土地に、高齢者向けの新しい村(シルバータウン)づくりが進んでいる。入村希望者には土地を無償貸与するのが最大の特徴で、昨年モデルハウス兼管理棟がオープンしたのに続いて、今春から一戸建て住宅2棟の建築が始まり、4世帯の共同住宅(グループホーム)建設も近く着工する予定だ。

 計画の主宰者は、柏崎中央病院や特養などを経営する医師・金沢光男さん(76)。この村づくりは、老後を医療・介護施設のバックアップのもと、豊かな自然の中で楽しく過ごせる住民100人程度のユートピア(理想郷)建設を目指すもので、名称は、自らの研究対象にもしている13世紀の数学者の名前から「フィボナッチの森」とした。金沢さんの自宅も同地に建設中で、7月に完成する。集会場やゲストハウスとして他の入居者にも開放し、村の中心的施設にするという。

 6年前から計画に着手し、山林や田畑など土地の取得に続き、道路、水道、電線の地下埋設などの整備を行い、入村者を募ってきた。敷地内は平たんな宅地や広場、畑予定地のほか、背後に広大な雑木林があり、遊歩道、池、炭焼き小屋などを配して自然公園としての整備も進んでいる。

 入村を見込んでいるのは定年退職した人や定年が近い人、一人暮らしの高齢者、芸術や園芸など趣味の暮らしがしたい人などで、金沢医師は「なごやかな村をつくっていきたい」と夢を膨らませている。詳しい案内は電話24-7014、またはホームページ(http://www.page.sannet.ne.jp/m-hiroshi/fibonacci)で。

(2001/ 5/22)

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