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拉致の蓮池さん、奥土さん、本人とほぼ断定

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による日本人拉致で生存情報が伝えられた柏崎の蓮池薫さん(45)、奥土祐木子さん(46)は2日、政府が平壌に派遣していた政府調査団の報告で本人とほぼ断定された。市内土合の蓮池さんの両親のもとに午後0時半過ぎ、ファクスで調査報告書が送られ、蓮池さんの父親から市内土合の奥土さんの両親に電話で内容が伝えられた。家族は3日上京し、調査団が面会の際に撮ったビデオを確認し、詳しい説明を聞く。

 先月の日朝首脳会談で蓮池さん、奥土さんは結婚し、21歳の長女、18歳の長男がいると伝えられていた。調査報告によると、2人は失跡した1978年7月31日、柏崎市内で特殊機関工作員により語学養成のため拉致された。蓮池さんは朝鮮名パク・スンチョルで、社会科学院民俗研究所資料室翻訳員。奥土さんはキム・グムシルで主婦。1980年5月に結婚し、平壌市内在住。長男はパク・ギヒョクで電子計算機単科大学学生。長女の情報はなかった。2人は家族との面会を強く希望しているが、早期帰国には慎重な姿勢だ。調査団は先月30日午前9時半から1時間半、蓮池さん、奥土さんと面会した。

 蓮池さんの両親は、報告で目新しい情報は長男の名前だけで、「長女」や生活に関する情報、調査団に預けた本人の写真への反応などの記述がないことに不満を漏らした。父親の秀量さん(74)は「これを基に第2、第3の調査団があると思う。これだけでは、死亡と告げられた家族の皆さんは信じられないと思う」と述べた。母親のハツイさん(70)は息子たちが早期帰国に慎重と伝えられると、「やっぱり」と顔を伏せた。子供、当局への配慮、長年の拉致生活で考えが変わった可能性などから、「日本に戻ってから本当の気持ちを聞きたい」と表情を曇らせ、「記録のビデオがあるなら見たい。向こうの生活が知りたい」と話した。

 奥土さんの父親の一男さん(75)は「(ほかの人は)自殺、墓が流されたという話もあった。喜んでばかりいられない。胸が裂ける思いだ」と複雑な表情を浮かべた。

 「2人の子供は向こうの教育を受けているので、日本に行かないと言えばしようがない」とし、「子供を育て、夫が勤めていれば、生活はできているのだろう。向こうが来るか、こっちが行くか。本人が元気でいれば、気をもむ必要もない」と述べた。母親のシズエさん(72)は「皆一緒に帰ってくると思っていたのに」と生存情報の喜びも半分。横田めぐみさんの父親がテレビで「北朝鮮の説明はとても真実とは思えない」と訴えると、「頑張って、滋さん」と声を掛けた。両親は娘と電話をさせてもらうよう政府に要望するつもりだ。

(2002/10/ 3)

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