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柏高、100年の夢実現でセンバツへ

 今春の第75回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日高校野球連盟主催)で、柏崎高校の「21世紀枠」出場が31日決まった。柏崎から初の甲子園出場。大阪市で開かれた選考委員会からの報告を受けた白井民夫・同校校長は「苦節100年の夢をようやく実現でき、感無量です」と喜びをかみしめた。

 21世紀枠は高校野球の活性化を目指し、学校の特色も重視。73回大会から採用され、これまでに4校が出場している。今春のセンバツには柏高、隠岐(島根)の2校の出場が決まった。柏高は、文武両道の伝統を持つ県立校として、今チームの活躍が光る。大会は3月22日から11日間、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われ、21世紀枠を含め34校が出場する。組み合わせ抽選会は3月15日。

 柏高では31日午後、いつも以上に静かな雰囲気の中でセンバツ出場決定の吉報を待った。1時半からマスコミ各社が詰めかけ、取材の準備に取り掛かったが、授業中ということもあって声も小さくなりがち。OB関係者らも姿を見せ始めた。

 校長室では電話を待つ白井校長をたくさんのカメラが囲み、緊張した時間が流れた。3時ちょうど、校長室の電話が鳴り、白井校長が受話器を手に取り、選考委員会からの報告を受けた。「出場決定ということですね。ありがとうございます。大変感激しております」と答えると、周りの職員から拍手が沸き起こった。白井校長はその後、野球部の鈴木春樹監督に「頑張って」と声を掛けて握手を交わした。

 生徒には3時半、授業終了のチャイムに続いて校内放送でセンバツ出場決定が知らされ、結果を待ちわびていた生徒たちが、各教室で拍手とともに「やったー」「おめでとう」と歓声を上げた。

 共同記者会見で白井校長は「選手には甲子園で1勝を目指してさらに伸びていってもらいたい。生徒の活躍が市民、県民の皆さんに喜んでいただければうれしい」と期待した。鈴木監督は「100年来の活動が評価された。すべての卒業生、携わった先生に感謝したい。精神力の野球がどこま通用するのか不安も大きいが、選手と一緒に精神的、技術的に準備して甲子園に乗り込みたい」と抱負を語った。深井浩司部長も「まだまだ発展途上のチームだが、ユニホームを真っ黒にして精いっぱい全力で戦いたい」と述べた。

(2003/ 2/ 1)

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