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農協低温倉庫、平井に建設位置変更

 建設位置をめぐって市議会などで議論が続いている柏崎農協(村田兼蔵組合長)の「米麦品質向上物流合理化貯蔵施設」(コメのラック式低温倉庫)=3,000トン・5万俵相当規模=について、農協はこのほど「現状ではいろいろな条件を整えるに時間がかかる」との理由から、市内平井にあるカントリーエレベーター敷地内を建設予定地として県への申請手続きなどを急ぐことにした。

 同施設は色彩選別機などを導入して2等米を1等米に格上げするとともに、はさがけ米や減農薬減化学肥料米など特徴ある商品を消費者に届ける施設。現在使われている農業倉庫には老朽化したものも多く、品質の保持できる新施設に集約していきたい目的もある。農協では2004年度の国の事業採択を目指してきたが、景気対策として2002年度の追加採択が見込めることから、田尻工業団地内のコマツ所有地を候補地に挙げ、昨年12月に市議会の理解を求めた。しかし議会からは「工業団地に1次産業の倉庫は不適当」「場所選定に疑問がある」との強い意見が出ていた。

 国の繰り上げ追加採択の内示が市と農協にあったのを受けて、農協では「現状は理解が得られていない」として、工業団地内の方針を変更。農協が現在利用している平井のカントリーエレベーター(3,000トン規模)敷地内を予定地として県に申請手続きを開始した。ただ、この敷地は変則的な形をしており、ビルのようなラック式倉庫(床は51メートル×16メートル、高さ28メートルを予定)を建てるには場所の制約が多いため、1992年に国の水田農業確立特別対策事業で建設した農業機械格納庫など複数の施設の移動が可能かどうか県との協議を急ぐ予定。また、カントリーエレベーターは9月になると、各農家が収穫した籾(もみ)を搬入するため、工事時期の調整も必要。農協では事業費の見直しを含め、いろいろな課題の拾い出しや検討を急いでいる。

(2003/ 2/ 4)

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