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高校野球選手権新潟大会決勝の産大附属―帝京長岡。柏崎勢初の夏の甲子園出場を決め、マウンド付近で喜びを爆発させる産大附属の選手たち=26日、新潟市中央区のハードオフエコスタジアム (2024/07/26)


踊り絵巻で情緒豊かに市中を埋めた民謡街頭流し。柏崎に夏本番の訪れを告げた=24日夜、市内東本町1 (2024/07/25)


全国高校野球選手権新潟大会準決勝の産附―中越。産附は7回に相手の失 策で千野(右)が生還して6―5と逆転する=23日、エコスタ (2024/07/24)

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サイカワが吉田工業の事業継承

 市内安田、田尻工業団地にある伸線機の国内トップメーカー「サイカワ」(西川正男社長)はこのほど、撚(より)線機の同じくトップメーカーである吉田工業(吉田勝紀社長・東京)の全事業を継承することで合意した。これによりサイカワは、電線分野で銅線などを伸ばす伸線から、線数本をまとめてよる撚線、そして中国で合弁事業を進めている線の被覆工程の「押出」までの一貫した機械メーカーとして国内業界最大手の地位を確保することになった。

 サイカワは吉田工業から3人の社員を獲得。すでにサイカワの既存設備で撚線機の製造を開始している。初年度は撚線機の分野で5億円の売り上げ増を目指す。4月にはサイカワブランド1号機を出荷できる予定だ。吉田工業は光ファイバーケーブルなどの製造技術も持っており、通信分野での売り上げ増も見込めるとしている。

 吉田工業は、ピーク時年商30億円の国内有数のメーカーだが、中国の追い上げもあり、事業の継承先を探していた。西川社長は、「吉田社長から『吉田工業の技術を継ぐ相手としてはサイカワしかいない』といわれ、何とかその思いに応えたいと決断した」としている。業務移管が終了次第、吉田工業は自主廃業する。

 またサイカワは現在、中国市場の進出を最重点課題の1つとして上海近郊の昆山(こんさん)に台湾企業などとの合弁事業で押出機の製造工場を建設しており、こちらも4月にサイカワブランドによる1号機が完成する。

 サイカワの直近の年商は約25億円、社員数115人。

(2003/ 3/ 7)

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