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社会福祉法人・柏崎刈羽福祉事業協会(田中哲男理事長)が昨年春から市内原町の旧西中通中跡地で建設工事を進めていた特別養護老人ホーム・なごみ荘がほぼ完成した。利用者のプライバシーを尊重し、柏崎刈羽では初めて施設内を少人数のグループに分けて介護するユニットケア(小規模生活対応型)を取り入れ、家庭的な雰囲気で過ごせるようにしつらえた。25日に竣工式。同日午後から3日間、一般公開する。事業開始は5月1日から。
特養は、介護保険制度の申請をしていて要介護度1以上の認定を受けている人で、寝たきりや痴ほうのため、在宅での生活が困難な人が利用対象。
工事は同跡地の市有地(広さ約8,839平方メートルに、鉄筋コンクリート3階の建物5,955平方メートルを整えた。長期利用の定員は80人。ショートステイは20人。デイサービスセンターの機能として、基本的なタイプのB型(1日15人程度)と、痴ほうの人を対象にしたE型(同8人)。在宅介護支援センターも併設した。
建物外観は落ち着いたベージュ系でまとめられ、内部は木材をふんだんに使って温かみをかもし出した。1階はデイサービス、ショート、介護支援センター、2,3階は特養を配した。個室化を推進する国の方針に基づき、1人用の個室が60室、仕切りで個室対応になる四人部屋を十室整えた。1人当たりの居住空間は従来より約4平方メートル広くなり、15平方メートルになった。1階の地域交流室でボランティア、地域の人たちとの交流を図る。
利用者にはユニットケアを導入し、大規模施設でもグループホーム的な介護を行い、自宅にいるような家庭的な生活環境で過ごしてもらう。このため、個室をつなぐ談話コーナー、居間、食堂などを設け、1つのユニットをつくる。これにより、施設内には食堂、個人浴や機械浴などの浴室をそれぞれ9カ所整えた。
(2003/ 4/19)
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