内覧会で同社のLNGポンプ部品を説明する飯塚社長(中央)=25日、柏崎フロンティアパークの第一製造工場 (2024/12/26)
院内では久々のコンサート。クリスマスツリーが飾られる中、ピアノの調べで楽しませた=24日、市内北半田2、柏崎総合医療センター (2024/12/25)
解散が決まり、最後の稽古を行った「空和会」=20日、市武道館 (2024/12/24)
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市内比角1、三井田昭治さん(74)がかつて、船長時代に南シナ海で救助したベトナム難民が大型連休中に柏崎を訪れた。社会不安の続く祖国を脱出した時は高校卒業間もなかった難民も、今では2児の父親。三井田さんを「命の恩人」といい、うれしさと涙で20年ぶりの再会を果たした。
この難民は、トラン・ゴックリさん(39)。日本国籍を取得し、現在は西山理さんという。いわゆるボートピープルとして、自由を求めて祖国を脱出した。一方、三井田さんはそのころ、大阪商船三井船舶所属の甲山丸(24,715トン)の船長だった。1983年6月、南シナ海を航海中に西山さんを含む難民23人が乗った船を発見、救助した。
その後、西山さんは日本にある難民キャンプを転々とし、仕事のかたわら日本語を覚えた。苦労の末、現在は東京・品川の国際救援センター職員として、インドシナから来た人たちに日本語や日本の文化・習慣などを教えている。7年前には、同じベトナム人の妻(31)と結婚して神奈川県藤沢市に住み、2人の子供をもうけた。
この間、三井田さん、西山さんは年賀状、クリスマスカードの交換を続けてきた。三井田さんは、西山さんから自宅への招待を受けたものの、足が不自由なため遠慮したいと断ると、急きょ西山さんの一家が柏崎を訪れることになった。JR柏崎駅に出迎えた三井田さん、妻の秋子さん(69)は一家から花束を贈られ、「元気に立派に成長した」と感無量の表情。
(2003/ 5/ 9)
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