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シンポジウムは、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)など軽度な発達障害を持つ児童生徒が多様で個別的な教育支援を必要とする中で、現状と方策、必要なネットワークなどを考える場にした。市立教育センター(大矢紘一所長)が主管し、同センターカウンセラーの小林東さんがコーディネーターを務めた。シンポジストは青木仁さん(県立はまなす養護学校長)、井倉久美子さん(市学校教育課保健師)、小田島優子さん(1中教諭)、室岡伯芳さん(新道小教諭)、森山光子さん(保護者)の五人。行政、現場の教諭、母親の立場からそれぞれが語った。
この中で、小田島さん、室岡さんは「通級・学校・家庭が連携して、さまざまな視点から子供の姿をとらえることが大切」「障害児教育と通常の教育のバランス感覚を」と述べ、森山さんは「ネットワークをつくるには、親が子供の障害を認め、1歩ずつ踏み出すこと」「かたよりを理解し、持っている能力を生かす教育が必要」と話した。
シンポジウムに先がけ、基調講演に立った加藤哲文・上越教育大学教授は「まず見落とし、見過ごしの予防を。原因に関する誤解を解き、ネットワークがかけ声だけでなく、本当のシステムとして、各機関の1人ひとりで取り組んでいかなければならない」と助言。西川市長は「きょうの気持ちを温めながら、みんなの支えにして頑張っていきたい」と述べた。
(2003/ 7/14)
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