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高柳で地域の人たちがお年寄りに弁当販売

 お年寄りから安全でバランスのとれた食事をしてもらいたいと、高柳町岡野町に今年6月、「お弁当と惣(そう)菜の店・とくぜん」がオープンした。地域に欠かせないふれあいの場としても人気を集めている。

 この店を立ち上げて会社組織の代表を務めているのは、今年4月まで町議だった岡野町の村山珠枝さん(68)。高齢化が進み、町内にお年寄りだけの世帯や一人暮らしが増える中、10年ほど前から村山さんや仲間の人たちは、お年寄りの食事の様子が気になっていたという。「栄養バランスのことはもとより、作るのが億劫(おっくう)というお年寄りの多いことがショックだった。『食事は楽しく』が大切」と話す。昨年秋、お年寄りを気遣う仲間の1人だった元高柳郵便局長の大塚辰三さんが、店を開く場所に自宅を提供して千葉県に転居。村山さんは地域の多くの人の協力を得て、念願の開店にこぎ着けた。店名の「とくぜん」は大塚さんの屋号だ。

 営業内容は、予約制の昼食用弁当(1食500円)の配達と、夕方の惣菜の販売。1日に作る惣菜は日替わりで3、4種類。セットや単品で500円を上限で販売する。ご飯は高柳産コシヒカリ、野菜もできる限り地元のものを使う。調理は14人の地域の主婦が交代のパートで担当し、常時3、4人が働く。

 場所は農協や診療所に近いバス停の前。店内には、お年寄りが気軽に立ち寄って休憩できるようイスとテーブルを用意し、町民の絵手紙や手作り作品も飾った。

(2003/ 7/15)

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