海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
>>過去記事一覧
北朝鮮の貨客船「万景峰92」号が25日朝、約7ヶ月ぶりに新潟西港に入港し、午前8時45分ごろ、中央ふ頭に接岸を完了した。拉致問題の全面解決に向け、政府に同船の入港禁止措置などの経済制裁を求めてきた被害者家族と支援団体は中央ふ頭で抗議集会を開いた。港の周辺では右翼団体が大音量で街宣活動を行い、入港反対デモが行われるなど、騒然とした空気に包まれた。
同船は不正輸出や不正送金、工作活動への関与など数々の疑惑が指摘されている。6月に入港する予定だったが直前に取りやめ、今年の新潟入港は1月中旬以来、2度目となる。今回は北朝鮮から34人が入国し、日本から朝鮮大学校の修学旅行生ら200人が乗船する。7月29日には同港近くの在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)県本部に銃弾が撃ち込まれ、在日朝鮮人系の金融機関に発火装置が仕掛けられるなど、緊張感が高まる中での入港となった。
「横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会」(小島晴則会長)は中央ふ頭で抗議行動を行い、岸壁に近づく万景峰号の船体に「拉致した日本人を帰せ」「テロ国家は帰れ」とこぶしを突き上げ、シュプレヒコールを上げた。一方、出迎えの朝鮮総連関係者は国際旅客ターミナルで北朝鮮の国旗や小旗を降り、船のデッキからは制服姿の女性乗組員が手を振り、音楽に合わせて手拍子を取った。上空にはヘリコプターが旋回し、警備の巡視船が海上を、ゴムボートが岸壁周辺を警戒した。
(2003/ 8/25)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。