海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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市は17日、市内軽井川の新潟産大で、西川市長と地元大学生による懇談会を開いた。市長と学生の交流は、市内に新潟産大、新潟工科大の両大学が開学して以来初めて。学生からは通学や交通アクセス、若者向けの店舗、遊び場などに関する要望が次々と上がり、市長は熱心に耳を傾けた。
参加したのは新潟産大、新潟工科大・同大学院の男女合わせて19人。会にはオブザーバーとして、阿部和夫・新道町内会長、内山正文・横山町内会長も同席した。市長は最初に、「柏崎で皆さんが青春の4年間をどういう思いで暮らしているのか、これまで大変気になっていた。遠慮せずに思っていることを発言してほしい」と述べた。
続いて、学生側が自己紹介し、日ごろ思っていることなどを語り合った。通学や交通アクセスに関するものが多く、バスの運行の間隔が長い、休日が運休になるため、登校するのに不便だ、街灯が少なく道路標識が見えにくい、若者向けの店舗が少ない――などの意見が挙がった。
このほか、柏崎について「駅前の立体駐輪場にびっくりした」「ホタルがいて自然が残っている」「アルバイトなどの求人情報が少ない」などの声も。市長は学生たちに対し、「街灯は総点検し、集中的に設置しようと考えている。アルバイト情報の提供など、出来るものは実行していきたい」と答えた。
両町内会長からは、地域の活性化を図るため、学生の参加を求めたいとし、学生の中から「協力できることがあったら何でも言ってほしい」と頼もしい意見も飛び出した。市長は「厳しい意見もあったが、真剣に臨んでくれ、うれしかった。今日の会を踏まえて次回につなげたい」と述べた。この交流は、今後も続けていく方針という。
(2003/12/18)
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