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園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)


海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)


昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)

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蓮池さん、拉致を子供に告げる

 市内で家族四人の新生活を始めた蓮池薫さん(46)は24日、市役所で会見し、同日朝、長女の重代さん(22)、長男の克也さん(19)に親が日本人で拉致された事実を別々に告げたことを明らかにした。2人とも困惑し、衝撃を受けた様子だったが、親が戻らなかったことに激しい反発はなかったという。薫さんは「親子のきずなが確認された。新しい道を出発していける土台があるんじゃないか、うまい方向にいくんじゃないかという感触はある」と安どの表情を浮かべた。

 薫さんは帰郷から一夜明けた24日朝、克也さんとテレビを見ながら、話が拉致事件に及んだことから切り出した。「我々が拉致されたことを知っているか」。妻祐木子さん(48)は不在だった。「知っている」と克也さん。「それについてどう思う」「強制的に連れて行かれたんだ」。子供は淡々と聞きながら困惑した表情を浮かべ、黙ったままだった。続いて、重代さんを起こしに2階に行き、30分ほど同じ内容を話した。

 親の不在後、北朝鮮の新聞に拉致問題をめぐる日本側の反応への批判の論評がたて続けに載ったことから、子供たちは両親のことだと感じていたという。薫さんは「拉致事件と親を結びつけて考えていたとしても、初めて拉致の意味を私の口から具体的に聞かされ、ショックだったようだ」と子供の心境を推し量った。

(2004/ 5/25)

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