PHOTOニュース

ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

>>過去記事一覧
蓮池さんの子供たち、自由な旅行喜ぶ

 北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(46)、祐木子さん(48)夫妻は長女重代さん(22)、長男克也さん(19)の帰国から1ヶ月の22日、市民会館第1会議室で会見を行った。「日本では自由に好きな所に行ける」と一家は先週末、薫さんの両親と福島、山形県に旅行をし、子供たちが喜んでいたことを明かした。2人は「遠くない県内の大学」で今秋から本格的に日本語の勉強をする。

 薫さんは子供たちの近況を「思ったより精神的に安定しているのでほっとしている」とする一方、「1人の日本人として生活していく道のりは短くない。道筋をきちんとつけ、緊張感を持ってやっていく」と述べた。2人は日本語の必要を切実に感じているといい、薫さんは「言葉が通じないと、友だちはできない。語学と同時に社会と接触する機会としたい」「日本でいろんなことを学びたがっている。今後の定住を前提にしているからだと思う」と述べた。最近は会話の半分ほどが日本語で、日本名を呼ぶと返事をするという。

 また、子供の帰国後初めて会見に臨んだ祐木子さんは、東京からのバスの中で重代さんが窓の外を見てあまり話をしなかったことから、「最初は正直、大変だなという印象を受けた。(娘には)いろんな思いがあったんだろう」と述べた。数日たって台所の手伝いをしたり親せきと接し、「一緒に生活する中で普通の親子に戻れた気がする」と振り返った。

(2004/ 6/23)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。