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今年もイルミネーションが点灯されたJ―フォレスト遊歩道。青や白、オ レンジ色の光が輝き、寒空の中、ホッと心豊かに包んでいる=市内駅前1、 植木組 (2024/11/28)


JBA公認のD級審判に認定された鏡が沖中3年・嘉瀬志音君 (2024/11/27)


たわわに実るバナナ。強風でハウス倒壊寸前の危機などのアクシデントを 乗り越え、開設5周年を迎えた。右は霜田真紀子副社長=市内荒浜2の農 園「シモダ・ファーム」 (2024/11/26)

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綾子舞の現地公開が11日

 市内鵜川地区で伝承500年の歴史を今に伝える国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会、市教育委員会主催)が11日、同地区女谷の綾子舞会館前広場で開かれる。演目の中には、下野地区の布施富治さん(83)が昨年、歌詞を復活させたはやし舞「さい鳥指し舞」の一部残っていた部分を演じ、約100年ぶりで完全再現させる。また、今年は初めてフォトコンテストも併せて行う。

 綾子舞は、出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古雅な芸能。女性が踊る小歌踊と男性によるはやし舞、狂言の3種類を総称する。鵜川地区で保存・伝承され、1976年には国の文化財指定を受けた。これを機に、伝承の危機に歯止めをかけるため、活動が開始され、現在は一般を対象にした伝承者養成講座、小・中学生による伝承学習が進められている。

 11日は午後1時から舞台清めの「祓(はら)い舞」で幕を開け、「恋の踊」「小切子踊」「亀の舞」「海老すくい」など小歌踊、はやし舞、狂言など十三番。復活の「さい鳥指し舞」は鳥指しが鳥を追いかけて京都から全国を回り、長野の善光寺の庭まで旅する物語。布施さんが先代から歌詞、所作を聞き書きしたものを、約30年前に東京・国立劇場で一部を上演。昨年、さらに追加して復活させ、今年は残っていた一番と五番が演じられる。 

(2005/ 9/ 7)

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