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コンテナの雪室に酒・みそ・米など

 新潟工科大や市内鵜川地区住民らが2001年から進めている「雪の冷却エネルギー有効利用」研究で、コンテナを貯蔵庫に新たに取り組んだ雪山式雪室の最後の貯蔵品搬入などが1日に旧鵜川小で行われ、夏の成果に期待を込めた。

 鵜川雪室の会と大洲雪の会、工科大では、柏崎農協、原酒造、越後みそ西、市と協力し、日本酒やみそ、野菜の雪中貯蔵と熟成効果について研究しており、最初の2年間は旧鵜川小プールに雪山を築き、断熱材で覆って長期保存を実験。続いて、倉庫を改装した屋内式雪室を設置して、日本酒、みその貯蔵を行いながら、データを収集し、改良を重ねてきた。

 今シーズンは屋内式雪室と雪山式雪室を同時に実験。屋内式は雪の投入量が約40トンと限られ、貯蔵品を多くすれば雪の量が少なくなってしまう問題点があった。より多くの雪で通年の冷却を目指すため、コンテナを貯蔵庫とする雪山式雪室を新たに試みた。

 プールの床に断熱材を張り、長さ6メートル、幅2.5メートル、高さ2.5メートルの海上輸送用コンテナを設置。コンテナの内側にも断熱材を張った。この中に日本酒(1.8リットル瓶)1500本、みそ300キロ、みそ漬け200キロと、玄米60キロ、白米60キロを搬入。1日は雪でコンテナを覆い、入り口をふさいだ。3月には雪山を断熱シートで覆う予定。今年は初年度ということで、7月に貯蔵品を搬出する。

 当初は約400トンの雪でコンテナを包む計画だったが、今年は少雪のため約100トンの雪をかぶせた。

(2009/ 2/ 2)

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