海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
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昨秋からの急激な不況と雇用悪化を受け、市議会文教経済常任委員会(飯塚寿之委員長)は8日、柏崎商工会議所(松村保雄会頭)との意見交換会を市役所で開いた。
会は厳しい景況下で各業種の生の声を聞き、支援の課題を考えたいというもの。市議は委員など16人、商議所は部会代表など16人、市は産業振興部の3人が出席。松村会頭は業種、業況の違いによる対応の難しさに触れ、「各業界の活性化に向けて頑張る」と支援を求めた。
複数の部会は、県内他市では入札で事実上、地元の本社企業を優先しているとし、市中行事への貢献などから「地元業者に発注を」と要望。卸商業は機械油の重要が前年比40%減と工業界の現況にも触れ、「内需主体の産業転換へ元気の出る施策を」と求めた。機械金属工業は総じて操業は週半分程度とし、生産回復への期待を述べた。
総合建設は公共工事の減少、復旧工事の完了に伴い、「今年は倒産、自主廃業もあり得る」と危機感をにじませた。交通はガソリン価格と大差のない軽油代の負担感を訴え、自動車・トラック販売の落ち込みを述べた。金融は中越沖地震対策特別資金、地域産業活性化資金だけで二年間に八十億円からの利用があったと報告。資金要請は一巡しつつあるとの見方を示し、「事業所に対しては返済方法の組み替えなど、個人には住宅ローンの返済条件変更など、個々の相談に努めている」とした。
(2009/ 4/ 9)
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