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昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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市議会・産業建設常任委員協議会が24日開かれ、市内東本町1の商業施設「フォンジェ」を運営する第三セクター「柏崎ショッピングモール」の吉田直一郎社長が現況報告をした。フォンジェ内のテナントの一つ、スーパーマーケット「ピアレマート」が29日で閉店することに関連し、吉田社長は「いまだ後継テナントとなるスーパーの入居予定がなく、現在も交渉先を模索している」と述べた。閉店翌日の30日から移動販売車を配置し、買い物ニーズに応えていきたいとした。
吉田社長はピアレマートの運営元のスポット(本社・長岡市)から8月22日に退店届けが出された後の経緯を説明。「後継テナントについて、これまでに県内でスーパーを展開する事業者のみならず、県外の事業者も含めて複数社を検討、打診し、入居概要や現地の確認なども行った。市の協力を得ながら、市内外の商業者に対しても打診、交渉してきたが、テナント入居に至っていない」とし、「引き続き、後継テナント入居のためにあらゆる手を尽くして模索していく」と述べた。ただ仮に入居の事業者が決定しても、開店までには半年程度が見込まれると考えられるともした。
さらに閉店以降、中央地区や西部地区をはじめとするお客に対し、必要な食料品などを販売できるようにするため、市と協力して、移動販売車を配置するとした。場所はフォンジェストリート棟の「もみの木広場」または駐車場で、冬季に降雪がある場合は、フォンジェ内の空きスペースを活用する考えを示した。
吉田社長は今期(第27期)の経営状況について「今期の収支目標で、当期純損失を1509万円と見込んでいたが、このたびのテナント退店によるテナント収入の減少により、今期損失が増大することが見込まれる。フォンジェ内のテナント、周辺商店街への波及も避けられない。まちなかの旗艦店舗を失うことで市街地の空洞化に拍車がかかることを危惧している」とした。その上で「できるだけ早く、後継のスーパーの誘致を実現し、まちなかのにぎわい創出を担うべく努力する」と述べた。
議員からテナント、地権者への対応、移動販売車への支援などの点から取り上げた。
移動販売車の配置は30日から、中央地区・西部地区の買い物環境の維持を目的に開始される。出店は、日本海鮮魚センターを運営するニッカイ米山(市内青海川)が月曜から金曜の午前10時半〜正午、セブン―イレブン柏崎新花町店(新花町)が木曜の午後2時〜3時(11月23日は休み)、さかた(与板)は木曜の午後3時〜4時と日曜の午前10時〜正午。食料品や、店によっては日用品などを取り扱う。
出店場所はもみの木広場(フォンジェストリート棟脇)で冬期間はフォンジェ3階立体駐車場内を予定。風割も使えるという。問い合わせは市商業観光課(電話21・2335、ファクス22・5904)へ。
(2023/10/24)
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