園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)
海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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公共下水道事業は昭和四十九年度から進められ、昨年度で第四期(事業面積千二百五十七ヘクタ-ル、計画人口五万五千二百十人)が終了した。これまでに約五百六十八億五千万円という巨費を投じ、安政町地内の処理施設・自然環境浄化センターの建設をはじめ、汚水管路二百七十三・六キロ、雨水管路二十二・八キロを敷設。接続戸数は約二万戸。市人口に対する普及率は五五%だ。
今年度からスタートする第五期事業は荒浜、西中通、茨目、半田、横山地区など七百五十八・九ヘクタ-ル、一万五千百九十人を対象に、平成十六年度までの七年間で整備しようという計画。事業費約三百億円。汚水管路九十四キロ、雨水管路四十七キロ。供用区域の拡大に伴う浄化センターの増築工事も含まれている。
この日の説明会は、今年度に管路工事を予定している町内会と、道路、交通など関係機関を対象に概要を示したもの。それによると管路敷設は荒浜、半田、希望が丘、朝日が丘、横山を中心とした八地区で合わせて一万二千六百七十四メ-トル。建設事業費は約四十億円。この五期工事から、阪神大震災の被害経験を教訓に、管路とマンホールとの継ぎ手を耐震性のあるものにする。
一方、農業集落排水事業は平井、中通、北条の三地区で実施する。このうち中通地区は曽地、飯塚、花田の三集落で管路七千五百メ-トルを敷設するとともに、十二年度の供用開始に向けて処理施設の建設に着手。平井地区は処理施設の最終仕上げを行って八月の供用を目指す。新規採択を予定している北条地区(七集落、計画人口二千三十人)は調査を中心に、一部管路にも入りたいとした。今年度の集落排水の総建設事業費は九億五千万円だ。
下水道・集落排水のいずれの地域も、区域を切りながら片側交互通行や交通止めにして工事を行い、中にはバス路線の変更もあることから、説明会で市は「地元説明会や関係機関との協議を重ね、住民に出来る限り迷惑のかからないように進めたい」と理解・協力を求めた。今回の施工区域には地盤の弱い所もあり、振動などにも注意したいとした。説明に対して町内からは、施工後の道路復旧についてきめ細かな配慮を求める意見が出ていた。
(1998/ 4/ 7)
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