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JBA公認のD級審判に認定された鏡が沖中3年・嘉瀬志音君 (2024/11/27)


たわわに実るバナナ。強風でハウス倒壊寸前の危機などのアクシデントを 乗り越え、開設5周年を迎えた。右は霜田真紀子副社長=市内荒浜2の農 園「シモダ・ファーム」 (2024/11/26)

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原発シンポ開催への協議始まる
 市が計画している今秋の原発シンポジウムに向けて、関係団体による初の打ち合わせ会が1日、市役所で開かれた。東京電力柏崎刈羽原発の誘致から約30年、昨年には全号機完成の節目も迎えたのを機に、これまでの総括と今後の期待・課題を市民手づくりの場で議論するのがシンポジウムの趣旨。打ち合わせ会には、地元2系統の反原発団体も出席したが、一方の団体は、シンポジウムに参加していくかどうかはまだ決めていないとしている。

 計画によると、シンポジウムの期日は9月24日、会場は産文会館。第1部と3部でパネルディスカッション、2部では作家・石川好氏の講演を聴く。パネルディスカッションのコーディネーターは下平尾勲・福島大学教授。今後はパネリストの人選やテーマの設定が主な検討事項になる。

 打ち合わせ会に出席したのは、市・刈羽村の行政、議会、商工会議所(商工会)と柏崎青年会議所など10団体の代表。反原発の立場からは、地元3団体と原発問題を考える県連絡センターが加わった。これら団体がそろって主催者となることを市は要請している。

 協議の中では、公募1人ずつを除くパネリスト各6人程度を選ぶため、出席団体が今月15日までに4、5人を上限に推薦することや、次回打ち合わせを24日に行うことなどを決めた。また冒頭に西川市長があいさつし、「それぞれの立場や考え方もあると思うが、最大公約数のところで開催にこぎ着けたい」と協力を呼び掛けた。

 出席団体のほとんどは計画を了承したが、地元3団体代表の飯塚晴紀市議と笠原浩栄・柏崎地区労組会議議長は「主催をもっと幅広く市民団体などにも呼び掛けるべきではないか」と求めた。テーマについても反原発団体からは、放射性廃棄物や防災問題も入れて考えるよう要望があった。

 市原子力安全対策課では「原発への賛否を超えてこういう催しができれば画期的」と期待するが、飯塚市議は「かなりの部分を市で決めており、手づくりというのは疑問だ。パネリスト選考の様子なども見ていきたいが、参加するどうかは3団体の会議で決めたい」と話している。

 原発問題を考える県連絡センターの藤巻泰男代表は「要求が100%通らなければ参加しないということは過去にもやってないので」とし、基本的には参加の方向だ。

(1998/ 7/ 2)

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