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市が今年度、市内鵜川の女谷地内で建設工事を進めていた伝承の里「綾子舞会館」がこのほど完成した。同会館は同地区に伝わる国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」を軸に、周辺の静雅園、芝生広場などと連携し、多目的な利用を目指したもので、オープンは4月1日。これに先立ち、21日には平山知事らを来賓に迎え、関係者による竣工式を行って、念願の完成を祝う。
同会館は伝承芸能の綾子舞などを通して、都市との交流を図り、情報の受発信によって地域の活性化を目指した。併せて、地元特産品の販売機会の確保に期待するとともに、綾子舞の衣装、道具などを公開展示して、より多くの人から理解を深めてもらうことなども目的にしている。
工事は昨年夏、伝統文化活用型交流促進施設として旧鵜川小跡地で着手。木造平屋(広さ延べ約372平方メートル)の建物を整えた。入り母屋(もや)形状の古い庄屋をイメージした外観は下見板張り、漆喰(しっくい)塗りで、白と濃いグレーの落ち着いた雰囲気でまとめられた。
内部には66畳敷きの伝承けいこ場をはじめ、更衣室や打ち合わせに利用できる和室を2部屋設けた。また、綾子舞の衣装や道具、伝承・由来の歴史などに関する資料を展示するとともに、踊り・狂言などの写真パネル、踊り子のレプリカ、ビデオ鑑賞コーナーなど。地域特産品の紹介販売コーナーもそろった。
開館時間は午前9時半から午後五時。入館料は無料。水曜日が休館。希望により綾子舞の解説、ミニ体験などに応じるほか、幅広く利用してほしいという。山村振興等農林漁業特別対策事業として国・県の補助を得て、総事業費は約1億5,800万円。市農業協同組合が管理する。
21日の竣工式には平山知事、西川市長をはじめ、各方面の関係者ら約150人が参列。午前10時半からテープカットを行った後、施設見学、式典などを進める。
(1999/ 3/17)
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