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海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)


昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)


「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)

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文部省の親しむ博物館づくりに柏崎の探検教室

 市立博物館(相沢陽一館長)が今年度、文部省の「親しむ博物館づくり事業−見て触れておもしろ体験博物館−」に委嘱された。県内で委嘱を受けたのは同館だけ。これまで10年以上にわたって開いてきた「少年郷土探検教室」で事業申請を行ったところ、活動内容が高く評価され、全国各地のたくさんの応募の中から選ばれた。

 この事業は、博物館の機能を積極的に活用し、青少年が楽しく遊びながら、自然科学の原理、技術、伝統文化などを体験的に理解出来る機会を提供するため、参加体験型の展示開発、ハンズ・オン(自ら見て、触って、試して、考えること)活動を実施するなど、高度化・先進的な取り組みの振興を目指す。学校が休業の土曜日が中心で、平成14年度から実施される完全学校週5日制に向けた新規事業だ。

 同館の「探検教室」は、昭和62年から続く息の長い事業。「なぜだろう?どうしてかな?からスタートをし、郷土の自然、歴史、民俗を見て・触れて・体験して学ぶ」を一貫した目的に据えてきた。市内の小学5・6年生を対象に受講生を募集して、縄文土器づくり、磯の生物の観察会、秋の実の観察など年間10回程度の講座を開設。学芸員が中心になって指導し、フィールドに出掛ける実施踏査、館内で行う体験学習を柱に活動。毎年平均約50人、延べ800人以上が受講している。

 文部省へは、県のヒアリングを経て申請。全国から70団体が申請し、審査の末、当初の予定の倍近くの31団体が委嘱を受けた。今月8日付で委嘱の連絡を受けて、同館では「月初めに行われた全国博物館長会議の席上、当初の予想より申請数が多く、内容が充実していて委嘱の絞り込みに苦慮しているといわれ、あきらめていた。それだけに、今年で13年目の探検教室が、文部省の先取り事業の形で活動内容を認知されたことは、大変うれしい」と話した。

 委嘱団体には研究開発事業費が約230万円交付される。同館では「活動内容、講師とも一層の充実を図っていきたい」としている。

(1999/ 7/12)

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