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鵜川神社大けやきにしめ縄奉納

 市内新道、鵜川神社(箕輪正邦宮司)で19日、境内にある国指定の天然記念物「大ケヤキ」のしめ縄奉納が、地元の中村地区(飯塚篤志代表、23世帯)の人たちの手で行われた。大ケヤキは台風の被害で折れた主幹の上部を保護するため、冬場の雪対策として屋根をかけた状態。奉納作業はあいにくの雪空の中で進められ、樹勢回復と新しい年への期待を託した。

 同神社の大ケヤキは昭和5年、国の天然記念物に指定され、樹齢は推定で一千年。22年には昭和天皇が散歩の途中で立ち寄られたことでも知られる。しかし、長年の風雪の被害に勝てず、近年は幹の中ほどが空洞化し、部分的にトタンで覆っていた。さらに昨年秋には追い打ちをかけるように台風の被害を受け、今年は腐食止めの殺菌をしたり、銅板で覆う代わりに主幹の上部に屋根をかけた。

 この日は地区内の22人が材料のわらをそれぞれ3束程度ずつ持ち寄り、午前8時から伝統行事に取り掛かった。わらをつぶし、束ねる人、なう人など役割分担を行って、しめ縄作りに精を出した。昼には長さ約12メートル、直径約25センチもある大きなしめ縄を完成させ、午後から大ケヤキに飾りつける作業に取り組んだ。

 新しいしめ縄を見上げ、「今年は天候がよく、わらの具合は上々だったので、近年になくいい出来栄え。みんなの協力で1年の締めくくりを迎えられ、新年もいい年でありたいものだ。大ケヤキは老木だが、1年でも長生きをしてほしい」と飯塚代表。箕輪宮司は「大工事の後に立派なしめ縄をしてもらって感謝している。ケヤキが元気になるように祈るばかりだ」と話した。

(1999/12/20)

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