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三条で10年前行方不明の女性を柏崎で保護

 平成2年11月に三条市で会社員(48)の二女・A子さん(19)=当時9歳・小学校4年生=が学校帰りに行方不明になった事件で、28日午後、A子さんが柏崎市内で男性と一緒にいるところを発見され、保護された。三条署の対策本部と県警、柏崎署は29日午前10時から、一緒にいた男性の住宅を監禁容疑で捜索し、全容解明を急いでいる。

 28日夜に三条署で行われた対策本部の記者会見によると、同日午後3時ごろ、柏崎市内の病院から「男が暴れている」と柏崎署に通報があり、署員が駆けつけたところ、市内四谷に住む無職の男性(37)と一緒に女性がいて、女性は名前と生年月日を告げた。県警は午後4時半、指紋を照合して、三条市で行方不明となったA子さんと確認。柏崎署で9年ぶりに母親と対面。母親が名前を呼ぶと「そうだよ」と答え、抱き合って再会を喜んだという。

 三条署によると、A子さんは下校途中、この男性に無理やり車に乗せられたと話しており、男性とその母親と9年間にわたり3人で一緒に暮らしていた。また「外に出たのは今日が初めて」「食事やトイレは二階の部屋でしていた」「部屋からもほとんど出たことがない」などと生活の様子も明らかにしている。A子さんは衰弱していて、市内の病院に入院。足が弱っている印象だが、黒いトレーナーとズボンを身につけ、髪もこざっぱりとしていた。

 一緒に住んでいた男性は28日、自宅で精神が混乱して市内病院に運ばれたらしい。現在もA子さんとは別の病院に入院している。

 A子さんは平成2年11月13日夕方、小学校のグラウンドにいるところが目撃されたのを最後に行方が分からなくなり、三条署では「小学生所在不明事案対策本部」を設置し、ポスターやチラシを作成するなどして公開捜査を続けてきた。

(2000/ 1/29)

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