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刈羽村スポーツ協会が表彰した特別優秀競技者=ラピカ文化ホール (2025/02/18)
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檀信徒や地域の人たちが見守る中で、寒水荒行を行う平山住職(中央)= 市内畔屋の萬福寺 (2025/02/17)
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ガルルのスキー場感謝祭でスノーラフティングを楽しむ来場者=11日、市内高柳町岡野町 (2025/02/15)
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市が1日、80歳を迎えた人たちをお祝いする第2次成人式を産文会館で開いた。この成人式は今月15日の「敬老の日」を前に、全国的にもユニークな柏崎ならではの行事。「全市挙げて同級会」をキャッチフレーズに、過去最多の400人以上が出席した会場は、和やかさと元気な笑顔があふれた。
この行事は60歳の還暦からさらに20年目の80歳をいわゆる“第2”の成人とし、長い人生を社会のために尽くした人たちの労をねぎらい、長寿を祝うことが目的。市老人クラブ連合会の初代会長だった故斉藤源治さんの提案がきっかけになって始まり、今年で36回目を数えた。
該当者は市内在住で、大正9年4月2日から10年4月1日生まれ。男性259人、女性411人の合わせて670人で、このうち410人が出席して、過去最多を記録した。
式には市長代理の安達助役、戸田市議会議長ら各方面の来賓が顔をそろえ、午前11時から開会した。安達助役は「80年の人生の歴史は、戦争という大変な悲劇をはさみながら、苦労の連続だったと思う。節目の年に改めて、この社会をつくってくれた苦労、努力に感謝したい」と述べ、「これからも元気で、歩んできた体験を子供たちに伝えてほしい」と祝福した。
また、飛鳥井勲・市老人クラブ連合会会長は良寛の詩に添え、「きょうから長い人生の出発。急がず、悠々とした人生を送ってほしい」と激励。招待者を代表して、穂波町の新沢繁樹さんは「老人だからと社会のお荷物になったり、老害をまきちらさないように残された期間を精いっぱい生き抜いていく覚悟」と謝辞を述べた。
式に先立ち午前9時から、市内のはり・きゅう・マッサージ師会、写真師組合がお祝いの無料サービス。ステージでは保育園児の遊戯、ハーモニカ演奏、昔話などが続々。出席者たちは「よく生きたなァ」と友人同士で顔を見合わせたり、「50年連れ添った夫には昨年先立たれたが、好きな編み物や裁縫、短歌を作って毎日を楽しんでいる」と満面の笑み。
今年も同連合会の会員25人が接待や誘導、カメラ班として活躍した。
(2000/ 9/ 1)
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