園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)
海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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東京電力柏崎刈羽原発3号機のプルサーマルで使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料について、刈羽村議会が4月の臨時会で可決した「検査データの公開を求める意見書」に対し、経済産業省原子力安全・保安院が「当省として製造事業者であるベルギーの会社に対して、検査データの公開を求める必要はない」とする見解を村議会に送っていたことが1日分かった。
村議会では、プルサーマル受け入れの是非を問う住民投票条例案を可決した先月18日の臨時会で、国、県などに対し、ベルギーのMOX燃料製造会社にデータ公開を働き掛けるよう求める意見書を賛成10、反対6で可決した。これに対し、国の回答は可決から6日後、品田村長が住民投票の実施を発表した24日付で送付された。議会の意見書に対し、国がこうした形で回答を寄せるのは極めて珍しい。
国の見解では検査経過などを説明し、「製造会社などの品質保証活動に問題のないことを確認し、輸入燃料体検査で責任をもって合格と判断した。安全上の問題はない」としている。同保安院企画調整課では「MOXをめぐり、社会、地元の関心が強い。従来からパンフなど資料を作り、ていねいに説明するよう努めてきた。安全規制について、寄せられる意見などにはきちんと説明したい」と話している。
柏崎市議会では昨年9月18日、9月定例会最終日に同趣旨の意見書を賛成多数で可決しているが、これに対する回答はない。同院企画調整課は「発足以前の話で、承知していない」と説明する。同保安院発足の1月以降、MOX燃料に関する意見書は刈羽村が初めてだという。
(2001/ 5/ 2)
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