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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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地元産米の品質向上へフォーラム

 「柏崎・刈羽米グレードアップフォーラム」が20日、西山ふるさと公苑で開かれ、柏崎刈羽産米の品質向上とイメージアップの方策を探るとともに、生産者と消費者のリレーメッセージで安心・おいしいコメづくりへの期待を示した。

 稲は今が穂の出始める時期で、これから1カ月が高品質米への正念場。柏崎刈羽産米は近年、県内で最低レベルの品質評価を受けているが、その主な原因は土づくりの遅れ、この時期の高温と水不足による登熟不良などといわれている。大切な時期を迎え、地域のリーダー的生産者がまず意識改革を進め、その波を大きくしていこうとフォーラムを開いた。主催は柏崎刈羽地域ライスサポーター、柏崎農業協同組合、刈羽農業改良普及センター。郡市から約200人の生産者が参加し、農業の生産者大会としては県内でも珍しい試みとして、消費者の代表も加わった。

 まず農協と普及センターが柏崎刈羽地域特有の気象やほ場条件に合わせた技術改善点のポイントを指摘。三浦哲郎・県農産園芸課長が「新潟米の販売戦略と柏崎刈羽米への期待」と題して講演した。三浦課長はこの中で、地球温暖化によりコメの栽培適地が東北や北海道に移り、産地間競争が激化している現状を語り、「環境保全やおいしいコメづくりにどんな取り組みをしているかなど産地の活動でコメが評価される」と強調。柏崎刈羽地域は伝統の早場米地域として新品種の「こしいぶき」の生産に力を入れるべきと指摘した。

 続いて市内花田の蔵部周一さん、高柳町石黒の大橋伊勢治さんら4人のライスサポーターが「食味コンテストを開催しよう」という呼び掛けや、水管理、土づくりへの提言発表をした。また市消費者協会の荻原玲子さん、富川弘子さんと生産者がステージに上がり、「農家の努力を知ることが出来た」「胸をはって贈答出来る柏崎刈羽米を作って」「きれいな水を大切にしたコメを作る」などの夢や希望の言葉をつないだ。

(2001/ 7/21)

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