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河合基金委が茶道館に555万円贈り解散

 京都の陶芸家・河合卯之助・紀(ただし)氏父子の意を受けて活動を進めてきた河合基金委員会(高橋源治代表)が8日、市内緑町、松雲山荘内の木村茶道美術館(植木馨理事長)に555万円を贈った。同委員会は使命を終えたとして、同日付で解散した。

 河合卯之助氏は生前、市内の桑山太市氏、勝田忘庵氏ら文人との交流が深かった。これを縁に紀氏から柏崎の美術振興に役立ててほしいと、作品寄贈の申し出があり、1978年に同委員会が設立された。作品頒布による基金1,000万円をもとに、市展に河合賞、同奨励賞を設けるなど延べ72人に、総額500万円以上が贈られた。 

 しかし今日の社会・経済情勢から基金運営は難しく、一定の役割を果たしたとして、2000年度の授与を最後に活動の幕を引くことを決めた。昨年秋にはこの記念に、と赤絵の茶わん、陶額など河合父子の作品が本市に贈られた。

 今回は手元に残った全額を同美術館に贈ったもので、高橋代表は「河合家と柏崎に不思議な縁(えにし)を感じ、振り返ると感慨無量だ」と述べ、植木理事長は「基金はこれまで文化都市柏崎の基礎になった。この気持ちを大切に、歴史ある芸術に貢献するため利用させていただきたい」と感謝した。

(2002/ 1/ 9)

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