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柏崎原発所長、地域の理解得て運転再開へ

 東京電力柏崎刈羽原発の武黒一郎所長は9日、年頭の記者会見を行い、シュラウド(原子炉内隔壁)のひび割れをはじめ一連のトラブル隠しで停止している号機について、地域の理解を得て順次運転再開ができるようにしたいとの考えを表明した。

 武黒所長は「今年は当社にとっても発電所にとっても正念場の年」とし、「停止している各号機の設備点検を引き続き的確に実施して、安全に問題がないことを確認することと、再発防止対策をきちんと実行することの2点を着実に進めていく」と述べた。その上で停止号機の運転再開については「点検が終了したプラントは必要な評価や措置を講じ、地域の皆さまに正確で分かりやすい説明をして理解を得て、順次復帰できるように努力していきたい」と述べた。

 柏崎刈羽原発では現在、トラブル隠しの点検などで7基のうち4基が停止。福島と合わせて東電原発17基中11基が止まっており、武黒所長は「電力供給はしばらく未曽有の状態になっていく」とした。柏崎刈羽での運転再開時期は明言しなかったが、夏季は東電全体で原発10数基が動いていないと対応できないと言及した。

 また地域への説明について、具体的な方法などは今後検討するとしながらも、平山知事・西川市長・品田刈羽村長による3者会談なども踏まえて考えていくと述べ、住民に対してはまず広報紙やホームページなど従来からの媒体をさらに多様に強化したいとした。

 東電では、点検や再発防止策の作業を社会の目で見てもらうため、社外の委員で構成する同社原子力安全・品質保証会議を2月に当地で開くほか、国際原子力機関(IAEA)の運転安全調査団受け入れを要請している。調査団が入るのは来年の見込みで、今年、その準備が行われるという。

(2003/ 1/ 9)

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