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市教育委員会と学校保健会柏崎支部が、2002年度の市内児童生徒の体格や健康状態の結果などを集計表にまとめた。ほぼ全学年で身長、体重が国平均を上回り、すくすく成長していることが分かった。ただ、肥満が前年度よりも増加するなど、生活習慣病予防の指導強化が課題になった。
市内小・中・高校生の学年別の身長、体重、座高は別表の通り。このうち、最高学年の数値を10年前と比べると、身長で小学男子が1.2センチ、同女子が1.1センチ、中学男子が0.8センチ、同女子が0.7センチ、高校男子が0.6センチずつ伸びた。高校女子はわずか0.1センチだが、マイナスになった。
体重は小学男子が1.6キロ、同女子が1.2キロ、中学男子が1.6キロ、高校男子が1.7キロ、同女子が0.9キロの増。中学女子は0.1キロ減った。座高は小学男子が0.2センチ、同女子が1.0センチ、中学男子が1.3センチ、同女子が0.3センチ、高校男子は0.6センチの伸びで、同女子は同じだった。
健康状態では肥満度20―40%以上を合わせると、小学校の平均が9.56%、中学校の平均が9.06%で前年度よりそれぞれ約0.6%増えた。裸眼視力は1.0未満が小学校で25.1%、中学校が58.2%でともに前年度に比べて増加した。アレルギー性眼疾、鼻炎、アトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患は小・中学校とも多かった。
集計表では「身長、体重の市平均は中1女子を除き、全国平均を上回っている」とした上で、小・中学校とも肥満、高コレステロール血症などの問題があることから「生活習慣病は家庭での生活が大きなポイントを占めるが、学校でも食や運動の指導を強化しなければならない」とまとめた。
また、視力低下者は前年度に比べ、小学校で2%、中学校で3%増加した。「中学校では、前年度の県平均と比べて10%以上も高い割合を示している。県、全国とも減少傾向にあるため、市との差が大きくなっている」と指摘した。
1人平均の虫歯の数は小学校が0.53本、中学校が2.07本。いずれも前年を下回った。
(2003/ 3/26)
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