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飯塚邸が4月1日オープン

 市内新道、史跡・飯塚邸が4月1日からオープンする。飯塚邸は市指定史跡「秋幸苑・行在(あんざい)所」であり、市が歴史民俗資料館として整備した。オープンに伴い、新たに茶室などを社会教育活動の場として利用できる。管理に当たる新道町内会(阿部和夫会長)は26・27日、早春の邸内外の清掃作業を行い、オープンに備えた。

 飯塚家は、当地域内外の経済界・政界で活躍した歴史を持ち、その建物と庭園は近世・近代における越後の富裕階級のあり方を伝える。1947年10月、昭和天皇が本県を視察した際、飯塚邸に滞在し、のちに宮内省から庭園に「秋幸苑」の名が贈られた。

 敷地は約5,921平方メートル、建物は木造2階建て、延べ約1,591平方メートル。第14代当主・飯塚知義氏(新潟市在住)から市に寄付を受け、2001年度から整備に着手。みそだる、年貢米を保管した長屋門の上(かみ)・下(しも)手蔵を展示室に、また主屋の屋根、土台の補修、庭園の整備・改修を行い、昨年秋に約1カ月間公開した。

 オープンを前に、同町内会の17人が庭園、建物内外の清掃に取り組んだ。落葉樹が多いため、落ち葉の始末が大変だったものの、阿部会長は「こけの上の落ち葉は、こけを痛めないように気を使った」と話す。展示室の茶器類、髪結い道具、大庄屋の仕事道具など展示物の一部入れ替えも行われた。引き続き、2003年度は最終工事として昭和天皇が宿泊した新座敷などを改修する。

 開館は11月30日までで、時間は午前9時から午後4時半まで。休館日は月曜で、月曜が休日の場合は翌日。入館料は一般が300円、小中学生が150円。20人以上の団体は割引き。座敷棟、茶室の利用は5人以上の団体。事前申し込みが必要。問い合わせは市文化振興課または飯塚邸(電話20―7120)へ。

(2003/ 3/29)

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