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東京電力柏崎刈羽原発の武黒一郎所長は10日の定例記者会見で、6号機の定期検査の終盤となる原子炉格納容器漏えい率検査を14日に行うことを明らかにした。同原発はトラブル隠しに伴い全号機が停止しているが、武黒所長は、機器のひび割れなどがなかった6号機については今月中の運転再開を目指したいとし、条件が整った段階で県・市・刈羽村に再開への要請を行う。
漏えい率検査は、同社福島第1原発1号機で不正が行われたことから、情報公開・品質保証改善を重点に準備を進めてきた。13日に社内検査、14日に経済産業省原子力安全・保安院の立ち会いで正式検査を行う。定検はその後、起動に向けた最終検査が3件あるが、順調に行けば、14日以降10日間から2週間で再起動可能になるという。
地元自治体への要請について武黒所長は「検査の状況を報告し、可能であれば、動かすことに対し自治体のご意見をいただきたいという要請を行う」と述べたが、時期は「最終検査の日程がまだ詰まっていないので白紙。要請しても失礼のない状況が必要」とするにとどまった。検査の様子などは自治体のほか、地元議会議員にも個別に説明。また、同原発の点検結果などについて先月開いた議会・住民への説明会に続いて、小規模な地元説明を早ければ来週から開始し、運転再開への理解を求めていく予定だ。
6号機の運転再開をめぐっては、西川市長が7日の会見で再開に問題はないとする一方、国の安全宣言が必要と述べるなど、地元側は原子力安全・保安院などの責任を明確にすることを求めている。武黒所長は「私どもが(国に)何か申し上げる立場ではないが、地域の納得が得られやすいようになればありがたい」と述べた。
(2003/ 4/10)
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