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金属微粒子再資源化の油水分離装置開発
市内新橋、新潟ウオシントン柏崎工場は、金属加工や製鉄の高炉で発生する金属微粒子に付着した油や水を分離し、微粒子の再資源化を図る油水付着粒子処理装置「セパレータX」を新日本製鉄、三井物産プラントと共同開発し、販売を始めた。
同社は5年前から固液分離機の開発に取り組み、非鉄金属、化学工業を中心に金属微粉、酸化チタン、機能性顔料など超微粉製品の分離に実績を上げてきた。今回の装置は高速回転機器の遠心分離技術を駆使し、金属加工時に発生する研磨粉や研削粉、鋼材の加熱圧延工程で生じる廃水から、金属微粒子に付着している潤滑油や水を遠心力で連続的に分離する。
処理能力は毎分60gから150g。脱水、脱油を同時に行い、油水分離後のスラッジ(金属の粉体)はリサイクルに使う。含水率は15,120%、脱油率は80,190%、粉体の回収率は90%以上という高機能、高効率を達成した。
同社では「環境リサイクルという観点から、社会的にも有益で将来性がある。初期投資、運転費用など大幅なコスト低減につながる」と話す。価格は1億円から1億2千万円。鉄鋼、金属加工メーカーに年10基前後の販売を目指す。金属から他の原料再資源化へと用途拡大も期待される。
(2003/ 5/15)
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