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海の恵みをわかち合い、イワシのおいしさを存分に味わおう――。市内の漁業協同組合荒浜支部(柴野一志支部長)、荒浜町内会(渡辺洋一会長)、荒浜コミュニティ協議会(品田奥郎会長)が18日、同地区漁港広場でイワシまつりを行った。のぼりがはためく浜辺に、千人以上が集まり、海の幸を満喫した。
まつりは今年で8回目になり、同地区にとってこの季節の恒例行事。青年会、子供会育成会、老人クラブ、フィッシングクラブ、交通安全協会支部、食生活改善推進員会など町内総出で準備を進めた。今年は校区が同じ松波地区の子供会もスタッフとして手伝った。
午前7時過ぎから大漁旗を掲げた船が到着し、刺し網がするすると伸ばされた。集まった人たちは勢いよくはねるイワシをていねいにはずした。家族や近所の人たちと一緒に来た荒浜小三年・笹川幸雅君は「初めてやった。網に魚がかかっているのを見たのも初めてで、おもしろい」、やはり初めての同四年・関利貴君も「網からはずすのは楽しい」とにこにこ。
イワシは2.3日ほど前からかかり始め、この日は大漁とあって、集まった人たちを沸かせた。浜辺では、アンコウのつるし切りが初めて披露され、つみれ汁なども振る舞われた。アサリのつかみ取り、即売会などににぎやかな声が弾んだ。渡辺町内会長は「この行事を通して、一層の融和、親ぼくを図っていきたい」と笑顔で話した。
(2003/ 5/19)
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