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市、市教育委員会が4日から、ソフィアセンターで国際児童図書評議会(IBBY)設立50周年を記念した「国際アンデルセン賞の受賞者たち」展を開く。「子どもの本のノーベル賞」ともいわれる同賞の受賞者の作品を一堂に集め、半世紀にわたる児童文学の粋を一挙に紹介する。日本はもちろん、世界でも初めての画期的な企画だ。初日は午前10時からオープニングセレモニー。柏崎を第1会場としてスタートし、その後、東京・国立国際子ども図書館、韓国などで予定される。
IBBYは1952年、スイスのイエラ・レップマン女史によって創設され、50年以上の伝統のある「子どもの本」に関する最大の国際的な組織だ。国際アンデルセン賞は絵本や童話など児童文学にかかわる作者に与えられる最も権威ある賞。初めは作家だけが対象だったが、66年からは画家にも贈られるようになり、2002年度までに44人が受賞した。
現在は世界各国のIBBY支部の推薦を受けた候補者を、2年に1度、国際賞の選考委員会が投票によって作家、画家それぞれ1人ずつを最終決定する。これまでの受賞者はエリナー・ファージョン氏、モーリス・センダック氏など世界のトップクラスばかりで、日本から安野光雅、赤羽末吉、まど・みちおの3氏が名を連ねる。
今回の展覧会では、作家賞は17ヶ国・25人の受賞者に関する紹介、IBBY本部などから借りた原書のほか、日本語翻訳版など。画家賞は13ヶ国・19人の受賞者から借り受けた百数十点の原画が中心。これらの展示数は絵本原画が160点、絵本原書が244点の見込み。オリジナル作品のほとんどは日本国内で初めて公開される貴重なものだ。
(2003/ 7/ 2)
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