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海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
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津波遭遇の酒井さん、海の異変に気付く
国際協力機構(JICA)のシニアボランティアでネパールから帰国途中、タイ・ピピ島でスマトラ沖地震の津波に遭遇した市内出身の元香川大助教授・酒井直之さん(56)がこのほど無事帰国、4日夜、津波の模様を柏崎日報社に電話で連絡してきた。「皆さんに心配をおかけしたが、運良く無事だった」として市内の友人・知人にそのことを伝えてほしいと話した。
酒井さんは妻と小学6年の娘と一緒にピピ島に立ち寄った。津波で全滅したトンサイには、地震の起きた26日の前日に到着。そこからロングビーチに向かい、バンガローを借りた。さらに別なビーチに移動して泳ごうとしたが、水が濁っていて様子がおかしいことに気づいたという。一緒にいた友人も「海がおかしい」と言うので近くの小高い丘に移動。そこで初めて津波の情報を得た。水が引き、潮が横に流れる異常現象も起き、普段は海に隠れている岩が露出。その夜は丘の上で野宿。津波は3,4回あり、2度目が大きかったという。
酒井さんは「トンサイやロングビーチにいたら近くに避難できる丘もなく、確実に津波にやられていた」と、運がよかったことを強調。翌日戻ったロングビーチは無惨な姿になっていた。
(2005/ 1/ 5)
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