PHOTOニュース

県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)

>>過去記事一覧
トルコ文化村が再建か倒産か岐路

 市内鯨波の柏崎トルコ文化村を運営するケー・ティ・ブイ(土田新吾社長)は31日に役員会を開いて、再建か整理倒産かの選択を行う。現在の負債総額は約1億5,000万円(資本金9,500万円を含む)。水害、猛暑、地震に見舞われた昨年の入場者数は最盛期の約半分の約16万人にとどまり、経営の岐路に立たされる事態となった。

 再建のためには、施設の所有者である市の支援(地代の減免など)が不可欠。再建計画を市に提出するかどうかは役員会の意向次第となる。現在浮上している再建案は、第2テーマパークに業務を集約したいとするものだが、関係者の意見は一つにまとまっていない。一部には、今年3月末まで決定を延ばすという意見もある。2,000万円の資金を用意するとする役員もいて、継続への意思を示しているという。一方、土田社長は再び責任者になる考えはないと再三にわたり明言し、取締役での残留も否定。再建の道を目指す場合、誰が中心となって再建計画を出すかも大きな問題となる。

 再建への道は険しいが、それを選択したとしても、市と市議会の判断を待たなければならず、議会2月定例会での議論が焦点だ。

 整理倒産を選んだ場合は、土地・建物の維持管理責任は市に戻る。公園として現状維持の場合でも年間3,000万円以上の経費が必要と見込まれている。また、観光資源が集中する市内西部地域に大きな影響を及ぼすばかりでなく、柏崎の観光業全体にもダメージを与えるのは必至だ。

(2005/ 1/29)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。