PHOTOニュース
海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
>>過去記事一覧
満州柏崎村の塔碑前祭、今年で最後に
終戦時、旧ソ連の参戦による逃避行の中、大勢の人が亡くなった中国・旧満州の柏崎開拓民を慰霊する第20回満州柏崎村の塔碑前祭が2日、市内赤坂山公園内で営まれた。関係者が高齢化したため、やむなく今回を一区切りとするとあって、例年より多い130人が参列し、雨の中を献花の列が続いた。
柏崎からの開拓民は、旧三江省通河県(現黒竜江省)で約60世帯、200人を超える人が「柏崎村」建設に従事するなどしたが、軍から見放されて悲惨な逃避行を迫られた。戦後の年月を重ねるとともに、「歴史を風化させてはならない」とする声が市民の間から起き、1986年、多くの協力を得て鎮魂の碑・白亜双柱の満州柏崎村の 塔が建立。柏崎から満州の土となった244人の名前が記された。開拓民の悲劇を描いた「二龍山」「幻の満洲柏崎村」の著者、故・深田信四郎さんの活動も大きな原動力となった。
碑前祭で代表世話人の巻口弘さん(70)は、深田さんや碑の建立に尽力した高橋源治さんらの努力に感謝。「今回を碑前祭のけじめとするが、これからは現地に赴き、慰霊を続けていきたい」とその思いを語った。会田市長も来賓代表としてあいさつし、来年5月に計画されている柏崎村跡地への旅に参加することを改めて表明した。
(2005/10/ 4)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。