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旧別俣小校舎を市が地元に譲与へ

 市議会6月定例会は16日から常任委員会審査に入った。初日は文教経済委員会が開かれ、旧別俣小の校舎活用をめぐる問題で当局は、地元からの活用提案を支援し、旧校舎を別俣コミュニティ振興協議会に譲与したい考えを示した。建物の所有権移転登記上、譲与相手は同協議会構成員の個人(8人)とし、旧校舎敷地は同協議会に無償貸し付けする。協議会は市内で唯一の木造校舎を貴重な資源として有効活用したいとする要望書を提出しており、当局がこの熱意を尊重した。

 旧別俣小は昨春の閉校によって、市教委が当初は解体撤去の方針を出した。これに対し、別俣コミュニティ振興協議会から旧校舎の有効活用をしたい意向が示されたため、覚書を交わし、利活用策の検討期間に配慮することとして取り壊しを今年3月末まで保留にした。こうした中で、同協議会は「農林業の作業体験、農産物の加工・販売、農村の生活や文化の体験などの活動拠点施設に活用」などを盛り込んだ要望書を提出した。

(2006/ 6/17)

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