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園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)


海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)


昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)

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市内外国人、留学生が被災体験記

 中越沖地震から1年にあたり、柏崎地域国際化協会は市内在住外国人、留学生の震災体験記「あのとき、あの瞬間!」(B5判、111ページ)を発行した。

 同協会は地震翌日に「柏崎災害多言語支援センター」を開設。避難所の外国籍住民に情報を届け、全国の支援者の協力で対策本部情報を中国語、タガログ語、タイ語、英語、やさしい日本語に置き換え、発信した。体験記は震災の教訓を他地域の外国人、後輩に伝え、防災への備えに生かそうと国際協力機構の義援金で2000部を作った。

 昨秋から編集に動き、協会の日本語教室の参加者4人と新潟産大留学生34人、関係者5人の寄稿を収録。来日する母国の人、新入生の安心につなげたいと日本語、母国語の双方で文章を載せた。被災のショック、分け隔てのない支援への感謝、避難所トイレにプールの水をバケツで運び、感謝の言葉を奉仕に代えたボランティアなどをつづる。

 避難所で水をもらって帰る途中、自宅が壊れた老夫婦に励まされた留学生は「胸にぐっと来て、涙を誘った。私のために作ってくれた笑顔がたまらなかった」と書いた。

 産大の11人の学生編集委員はモンゴル語への入力などを担当。母国語にない「仮設住宅」「津波」などの用語に注釈を付けた。

(2008/ 7/19)

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