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被災の原酒造に新蔵完成

 中越沖地震で全壊した酒蔵の再建を進めてきた市内新橋、原酒造(原吉隆社長)は24日、新しい蔵の竣(しゅん)工式を行った。こうじ作りを皮切りに、12月から新米で大吟醸酒の仕込みを始める。

 地震で同社は酒蔵5棟が倒壊するなど3分の2の建物が被災した。再建した酒蔵は鉄骨造り一部2階建て一棟延べ約1900平方メートル。工事は4月から行われてきた。1階は洗米、蒸し、搾り、仕込みの施設と温度調整機能付きサーマルタンク30基などの貯蔵庫、2階はこうじ室、休憩室などを備える。効率よく作業を行うことができるよう配置し、大吟醸、高級酒用のこうじ室を移設・拡充した。フル稼働で年間100万本の生産能力を回復する。

 竣工式の神事は同社、工事関係者ら約30人が参加。その後、県内外の来賓ら約150人が見守る中、玄関前でテープカットを行い、新工場の見学を行った。新蔵は「和の心で良酒を醸す」との意味を込め、「和醸蔵」と命名した。

 原社長(50)は「中核となる新しい蔵の完成により、地震前以上に万全の酒造りができるのはうれしい。当社も柏崎のまちも復興の途上だが、不屈の魂をもって、社員と新しい歴史を築いていきたい」と話した。

(2008/ 9/24)

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